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日々の遊び

飽きっぽいライトゲーマーが、スマホゲームアプリやおすすめゲームの感想をレビューっぽく黙々と書いていくブログ。 RPG、パズル、シミュレーションが好き。シナリオと世界観重視。 現行アプリ:ゆるドラ・スクスト・うつしよ・Buriedbornes・デレステ

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【PS】マイガーデン

マイガーデン

アーカイブスにて配信され、PSP/PS3でもプレイ可能。

 

一昔前は慢性的に高騰状態で大変な有り様でしたね。
私は普通に買って普通に持ってたので、ネットでそんな状況を知って驚いたものです。
でもいくら高騰しようと絶対に売るわけがなかった。
アーカイブス配信以来、値段も落ち着いて手に入りやすくなったようで嬉しいです。
しかし、それにも関わらず下がらない中古品の値段。
このゲームの面白さの証明って感じですね。

植物の種や苗を植えて、水やりをして、雑草をむしって、害虫を除去して、花が咲いたら収穫して…と、よくある庭作りゲーム。
しかしこうもストイックに“ひたすら植物をレイアウトして庭を作るゲーム”は意外と少ないんじゃないだろうか?
植え付け時期や水の量、コンパニオンプランツなど設定されており、なかなか本格的なガーデニングが楽しめます。

古いゲームなので育てられる植物はそんなにめちゃくちゃ多いというわけではない。
まあグラフィックも凝っているし充分な種類が揃っているのですが、今見ると少なく感じるかもという程度。
ずらっと見ると少なく思えても、育て方がかなり細かく設定されているので実際にプレイすればちょうどいい感じです。
ちなみに一年草か多年草か、植え付け時期や水の量など、育て方は手帳でいつでも確認できるので安心。

収穫の際に花の写真を見ることができる。これがミソ。
水のやりすぎや手入れ不足だと花数が少なかったり萎れていたりする。
そしてもちろん、うまく育てればキレイな写真に。
この写真も実際の育成記録のようにアルバムで残るので、本当に楽しい。

水やりは一回やって終わりではなく細かくメモリが設定されており、ラベンダーなど乾燥を好む植物に水をやりすぎるとうまく咲かない。
雨の続く時期なんかは気をつけないといけません。
あと雨の翌日は雑草がすごいことになってるんだけど、この雑草をむしる音がすごく好き。
伸びまくった雑草を抜くとき、ちゃんと音が変わるんですよ。
めちゃくちゃ気持ちいい。
でも雑草が伸びてると庭好きなお婆さんのご機嫌を損ねるので、さっさと抜きましょう。

基本的には五年後のコンテストで優勝するために素敵な庭を作っていくという話なのですが、そこに至る過程がボリュームたっぷりでとても楽しめる。
収穫した花でお菓子を作ったりジャムを作ったり、リースにして売ったり、お茶会を開いて近所の人と雑談したり。

近所の人たちは庭に勝手に入ってきて、話しかけると交流できる。
犬や猫とも交流できる。
夕方4時過ぎに入ってくるモップ犬は入り口付近をうろつきカイ君との会話を邪魔することがあるので早く会話して帰すが吉。
前述のお菓子やお茶などもその人ごとに好きなものがあって、それに関する会話もあったり。
なんというか、花の写真にせよキャラクターのセリフにせよ、ゲームっぽく記号化されたものがないんだよな。
本当にこの庭で植物が育ち、人との交流が生まれているという感じがする。

マイガーデンは自宅の庭(+バザー)だけで進んでいき、自由にどこかに出かけるということはできない。
にもかかわらず「狭い」と感じることがない。
閉鎖的なはずの世界で毎日を過ごしてまったく飽きがこないのは、庭を訊ねてくるキャラクターが秀逸だからだろう。
愛想のいいお隣さんも無愛想なあの子もツンデレなお婆さんも、毎日のお付き合いで少しずつ仲良くなっていく過程がとても自然なのです。
コンテスト優勝よりも、あの人に庭を褒めてもらいたいがために頑張ったものだ。

植物以外にも体力回復のベンチやテーブル、花壇を飾るレンガや敷石やコンテナ、オブジェとしての自転車や巣箱など、庭のデザインにはかなりこだわれる。
そしてガチでコンテスト優勝を目指そうとすると予想外に難しい。
基本的な花の手入れはもちろん、開花時期も考慮して計画的に育てなければいけない。
ゆるいイラストに騙されがちですが、実は凄まじいやりこみゲームだったりする。

庭作りゲームが好きな人なら絶対に一度はプレイするべき良ゲーです。

 



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